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ジャンプNEXT 2015 vol.5 感想

あれ?前回のNEXT感想記事がvol.3ってなってたけど
4は書いてなかったんだっけ?と思ったら
4を3と間違えて書いてただけみたいなので、訂正しました。

ということで、先日発売されたNEXTをようやくゲットして読んだので
雑な感想を雑に




『ユアストレンジャー』 三木 有 先生

ジャンプ本誌で『改造人間ロギィ』を連載していらっしゃった三木先生の新作読切。
巻頭カラーで登場です。

しかしカラー扉を見たときの感想は
まさにそこに載っているセリフである「なんだこりゃ?」「さぁ」「意味わからん」そのもので
正直あまり好印象じゃなかった。

単純に宇宙人のビジュアルが、特に紫のやつとか受け付けなかっただけで
そのあと白黒ページにいったら案外気にならなくなった。

そんな感じで最初の印象はあまりよくなかったのですが
最後まで読んでみると、これが結構気に入りまして。
面白かったです。

最初ビジュアルで引いてしまったキャラクターたちもいい味だしてるし
幽霊ちゃんもかわいい。
クライマックスの部分で、あえて言葉が分からない状況に落としたのは
もう非常に好きですね。これもまた小気味良い味になっている。

しかしトレースの精度がめちゃ高だったのは何故だろう。本気を出したとか?
それか憑依したのが接触にカウントされたのか、そっちのがぽいかな?

連載向きではないですが、だからこその良さの出し方ってのはあるだろうし
個人的にはロギィよりこっちのが好きですね。

それにしても、最近NEXTは本誌打ち切られ連載陣の新作読切発表の場となってますが
新人作家たちと並ぶと、いくら本誌で打ち切り喰らったと言えどもクオリティの差を感じますよねぇ



『NANANA!!』 山下 尚吾 先生

前々号で殺され屋の漫画を掲載して、アンケート1位に輝いたらしい作家さんが
またもやNEXTに読切を、という作品。

ちなみに第2回からアンケ1位予想をしてきたのですが、
この先生の含め全部当ててきているのでした。
ていうか今号で、前々回、前回と当たったことを知ったわけですが。

結構うれしい

そして、何気に今号12作品のうち5作品ある幽霊モノの2作目(1作目は上のやつ)
ここまで被らせるとは、意図があるのか勘繰ってしまう。
新人作家の読切の題材を被らせるって結構えげつないと思うんですけどね……

全体的に、前回の殺され屋ほどの感触は無かったですね。
幽霊モノ、除霊モノとしては特別変わったところがあるわけでもなく。
幽霊の定義とか、多少オリジナリティを出しにいってる感はあったけど
そこまで響くものでもなかった。
ぼくのオツムが足りないのもあって、ドッペルゲンガーとか急に言われても……ってなった。
関係性がごちゃって読むスピードに理解が追い付かないパターン。

しかし、しかししかし、一番最後の仕掛けはとても効きました。
これもまた、幽霊モノの、アレで有名な仕掛けではあるんですが
それでもやっぱり見事にひっくり返された驚きはあった。

~次のは絵で読んでない~


『リペアーランド』 杉本 荘平 先生

最初数ページで、若干クセはあるものの、まあ絵は大丈夫かな、と思ったのに
女の子が出た途端に、「あ~~~↓」ってなりました。
ぼくみたいな人間にとってはヒロインはとても大事なので、もう少し頑張ってかわいく……

それ以外は、話に関しては特に響くものもありませんでした。


『LOVE RUSH』 山本 亮平 先生

かわいい女の子の話をしてからの、次はこれ。
本誌で『E-ROBOT』を連載していた山本先生の新作読切。

知り合いのロボ娘好きの先輩ですら微妙な表情をしていた『E-ROBOT』
まあ正直、ネタが子供っぽ過ぎるというか、エロネタが微妙すぎたので
ぼくもそんなに、打ち切り自体に疑問も無かった。

しかし、連載終了ごろになると、絵が少しずつ変わってきたように思います。
女の子のかわいさが増していたような。
エロネタ、女の子要素を押しだす漫画なのに女の子のかわいさが微妙なのはいけない。
しかし徐々にそこも改善されていったように思ったのです。

そして今回の読切、更に女の子のかわいさが増してて、とてもよい。

それと個人的に、主人公が好かれる理由の分からないハーレムものが好きではないし
そういうのでは大抵、一番主人公に合いそうな幼馴染ポジションが不遇に終わるのも好きではないし

そしてそういう作品の幼馴染ポジションが、大抵ぼくの好みのキャラ造形をしているってのが
とてもとても、好きになれないポイントであるのです。

だがしかしこの読切は、そういったポイントに真っ向から反抗していく形で
要するにとてもぼく好みだったということ。
幼馴染のキャラも容姿もぼく好みだったのは、何というか。

「幼馴染に」「下着を見られようと」「裸を見られようと」「何も気にすることないでしょう」
これは名言だ。
ぼくもこんな幼馴染が欲しかった。

これだけの女の子が描けるなら、本誌でも、本誌以外でも
それなりにヒットするものが、そんな遠くない未来に生まれるんじゃないですかねー


『変面の宴』 二風谷 悠人 先生

よくあるテンプレものを、仮面という点でオリジナリティ出して行こうとした作品
という感じ。
途中出てきた変態さんのくだり要るか……?と思ったら
ちゃんと活かしてきたので、そこは「おっ」って思いました。

中国っぽい要素を多分に入れておきながら、主人公は関西弁っていうチグハグさは何だろう
最後は中国語喋ってるし、仮面の裏表的な要素かな?

担当編集のコメントで気付いた、この方も前々回に載ってたのか。


~黒子~
帝王赤司復活はすげー熱いし、緑間とのコンビネーションも熱いんだけど
これ、高尾とのカップリング推してる人にとっては地獄みたいなものだよな……って思っちゃいました。

そう考えると、このNEXT連載分ずっと、キセキの世代集合のファンサービスと思ってたけど
キセキの世代間のカップリングでごちゃごちゃありそうな無さそうな、

百合方面でのカップリング厨である自分としては、なかなか怖ろしいことだなあと思いました。


~その次も絵で弾きました。こういう絵の、しかも不良モノって、ダブルパンチである~


『UNDEAD-アンデッド-』 北村 光 先生

幽霊モノ第3弾。
これはネクロマンサーで少し毛色が違うけども。
センターカラーで、推されてるんだろうな、って。

カラー貰ってるだけあって絵も上手く見やすくて。
ただ肌黒主人公って、雑誌の印刷の具合とかで結構見づらくなるものです。
さっき上手くて見やすいって言ったばっかりやんけ。

いい例としては、『アイアンナイト』を挙げておきましょう。

雑誌で当たり外れがあるのか、作者が濃さを把握しきれてないのか
それともこれくらいで見づらいとか言ってるほうがおかしいのか。

猫が本体でした、みたいな、そういう引っくり返しはやりたかったのだろう。
まあ、それなりにいい引っかけになってました。
しかしそのためにでてきた転生のくだりが、何というか、余計だなーって感じちゃいました。

『NANANA』のときもそうですけど、どうも自分はそういうところがあるようです。
単純な「幽霊」と「その除霊」という一本道に「ドッペルゲンガー」が後付けで出されるのが気になるように
「死霊」と「蘇生」と「浄化」っていう一本道に、「転生法」っていう新しい要素が後になってつけられるのが
ちょっと邪魔に感じてしまう。
物語としては仕方ないにしても。

あと、結局、「体は縛れても心は縛れない」みたいな、
そういうのは、ほ~~んってなっちゃう。王道なんだけどね。

あ、そう、「アームエンチャント」も、急に出された感があってアレだった。
蘇生やら転生やらできるんならそりゃこういうのもできるんだろうけどね。

何だかんだ言ってたように、そのままハッピーエンドで終わらないあたりが、
うーん、どうなんだろう、ハッピーエンドで終わらないことは好きなんですが
先に「どうせハッピーエンドで終わらない」って言及された状態で
そのままハッピーエンドで終わらないってのも、それはそれで味気が無い。

難しいですね。まあ個人の好みの問題だし。


『怪奇77project』 高橋 翔太 先生

幽霊モノ第4弾!
NEXTは常々、幽霊だとか魔物だとか好きだよなぁと。
一度幽霊・魔物・魔女・超能力無しで勝負してみろ、とか言ってたりするんですけど
ここまで被ってくると、それはそれでもう面白い。

ちなみに先の要素抜きでいくと、スポーツものか恋愛ものか、
その辺で埋まりそう。

さてこの読切のヒロイン、ビジュアルに既視感がある。
この作品自体なんとなく既視感に溢れてるんですけどね。

これ黒髪のほうの部員要る?って思っちゃったけど
白髪の人との会話で話を進めていくために、まあ、要るか。
その程度のキャラってのも悲しい。

こういう言い方をするのはとてもよくないと分かっているのですけど
それでも思ってしまった。
絶対的外れだと言われるだろうし、気持ち悪い信者と思われても仕方ない。
でも、でも思っちゃった。西尾維新とか好きそう。

結局はだるまさんが転んだで勝っておしまいってことなんだろうけど、
うーむ、やっぱりそんなに、特別良かったと思うところもなかった。

幽霊はめっちゃ恐ろしい見た目してるのに、
何もできない女の子がそこまで被害受けてるように見えないのがね。
「足貰おう」としてる幽霊に、何もできないはずの女の子が
ちょっと包帯巻くだけで大丈夫な程度の霊障を貰うだけで済んでるとか
そういうとこ気になってしまった。

77個って露骨に連載狙ってそう(ボソッ)


『損得カンジョウ』 花田 智也 先生

損得というオリジナリティのある要素に、かわいらしいヒロイン(ちゃんとかわいいヒロイン)
見やすい絵と、なかなか好印象な作品。

で、また、見やすい絵って言った直後だけど、
コンビニでのくだりとかボートでのくだりとか
ボートでのくだり以降の絵だけで進む部分とか、
どういうことになってるのかよく分からなかったりした。

ただ、ちゃんとかわいい女の子を描こうとしていて
更にパンチラなど、サービスが見られる点もすごく好印象。
「分かってる」な……って感じ。何度も言ってるけど大事ですよ。

「勘定」と「感情」の引っかけとかもよく効いてる。

しかし雷は本当に危ないぞ。爆弾もよく無事に止まったよな。

そうそう、ひとつ気に入らない点としては、別にこれだけに限った話ではないけども

こ う い う ヒ ロ イ ン が 決 ま っ て 巨 乳 な の は 、
本 当 に 気 に 入 ら な い 。


『幽霊のともだち』 西水 隆弘 先生

幽霊モノ第5弾!幽霊モノのラストを飾る作品です。

百合のにおいがしたから読んだけど、よくもまあこの絵で載せてもらえたよな……
って、素人ながら(素人だから?)思っちゃうくらい、ちょっと……

とてもとても失礼な言い方だけれど
漫研の部誌とかにも載ってそうな感じの絵だな、って。

髪のベタフラが、とてもリアルに伝わってくる。
そして自分にも突き刺さる。

本誌に載った予告みたいなやつで1ページ目を見たとき
最初何が起こったのか全然分かりませんでしたよ。
窓が割れたのか分かりづらい絵で
「ガラスさわるなー」のセリフだけ……うーむ。

あと、あのコが怨霊だと言われて、
霊が怨霊に変わるのが5年であのコが死んで10年で
でも結局このコには怨霊がとりついただけってのは
若干の肩すかし。

あとあと、意地でもバトルっぽい要素入れなきゃいけないのか……とか。

成仏の瞬間のレイコちゃんの反応とかはすげーよかったです。


『高原の耳長族』 sasa 先生

これまたすごい雰囲気の作品だ。
何かプロフィールの部分も露骨にキメてる感じあるし
ジャンプルーキーってやつから出てきたってので
何となく推されてそうな感じもある。

まあ、絵もとてもいいし、かわいらしいし、それとなく百合っぽいにおいもするので
全体的にいいんですけど
このヒロインの、誰にしゃべってるでもない説明口調は、ね

そりゃあ独特な世界観で、独特な要素を示すシーンだから仕方ないんだけど。

そして実験体にされただけのゲラッチョくん(ちゃん?)がなかなかシュールである。

そして先ほども言及しました、トーンの濃さの話。
作者が狙っているのか狙ってないのか、印刷の質のせいか、
見えづらかったり何も見えなかったりすることが多々あるんですよね。

地割れに落ちて、夜になってからのシーンが暗すぎて分からなかった。
それはそれで味だと思える雰囲気があるのは、この作品の強みなのかもしれない。

そういえば今日知ったことだけど、NEXTもジャンプ+で買えるんだった。
要するに電子書籍で読めるということ。
印刷とモニタ上では映りも当然違うし、モニタ側ではおそらく綺麗に見えるのでしょう。

クライマックスの仕掛けである調合の部分、ここで初出なのが惜しい。
「ギザーヴ草」は出てたけど、それと合わせればっていうのが
見てる側としては行き当たりばったり感があって、
これでジャンプ力上がらなかったらどうするねん、みたいな思いがどうしても。
ヒロインは知ってたんだろうけどさ。

しかし全体的に、独特の雰囲気を醸し出していて
ジャンプっぽくないなぁとも思いました。

アフタヌーンとか、ダンジョン飯とか連載してそうなところに載ってそうだよね。
ダンジョン飯読んだことないけど。

完全に偏見で語ってます。申し訳ありません。

たまーにこういうのあるよな、SQとかでも。
ちょっと前に見たとある作家さんも、どっかで連載持ってたりするのかなー
結構エグみのある、独特な雰囲気持ってたんだけども。

というわけで、面白かったけど、どれくらい票を稼げるのか読めない作品だな、という感想でした。


アンケ予想。

とても難しい。

個人的な気に入りでは、
『損得カンジョウ』がきそうな感じ。

対抗馬として、カラーなのと、見やすい絵なのと、ある種王道なのと
若干王道を外すところもあるので、『UNDEAD-アンデッド-』
これは、大衆人気的なのをとっていきそうだなっていう部分で。

そして、大穴というと語弊があるかもしれませんが
『高原の耳長族』もありうるな、と。
先述しましたけど、独特すぎて票がどれだけ集まるか分からなさ過ぎて
1位と断言できないところがある。
雰囲気としては、他と比べてもかなりレベルの高いところにあると思うのだけれど。

「この作風で、NEXTでどれだけ票を得られるか」っていう、
そういう見方ができそうな、そういうところでの楽しみもあるので
外れてこれが1位になっても、それはそれでいいのかもしれない。


そんな感じ~

本誌連載陣の漫画がどちらも面白くて、よかったです。


では
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